初めての綿紡ぎ

アナンダで購入したプーニーローラッグで初めての綿紡ぎ。ローラッグというのは繊維をロール状に巻いたもの。綿は羊毛に比べて繊維が短く、最初はすぐに切れてしまったため、左右の手の間隔を狭めて左手で少しずつ送り出すように紡いでいた。が、これだと丈夫だけど硬い糸になるのよね。

ようやくここで動画を探して紡ぎ方を調べる。なるほど、紡毛糸を紡ぐのに似てる。次第にコツをつかんで、でこぼこではあるけど、最初よりは随分マシなふわふわの糸が紡げるようになった。あと、ドライブベルトを小さい方のプーリーにかけるという意味が分からず、「そうするとドライブベルトが緩んじゃうし…短めのドライブベルトを用意しないといけないのかな?」と、通常の状態でとにかくべダルを高速で踏んで紡いでいたんだけど、ドライブベルトのテンションを変えるつまみがあったことを思い出し、小さい方のプーリーにドライブベルトをかけ替えると、まあ!なんということでしょう。楽だわぁ。笑
そして、初めてできた糸で編んだモチーフがこれ。ほにゃほにゃで形は崩れておりますが、手触りはいいよ〜!強度確認のため、ほどいてみたけど、最初の方の細い部分が一か所切れただけだった。これなら、まあ合格か。

こちらはミント染めした羊毛。化学染料よりハーブなどで染めたほうが毛が傷まないのか、紡ぎやすい気がするのだけど、気のせいだろうか。今回、加熱中に何度もつついたし、科学染めと違って洗うたびに色が出てくるので、何度も押し洗いしてフェルト化してもおかしくなかったのに。染めたスライバーを手でちぎってローラッグを作っているけど、それほど絡まってないので楽。
このローラッグの作り方で糸の出来がかなり左右されることにも気づいて、ローラッグを丁寧に作るようにしてる。あんまりきゅっと巻きすぎても紡ぎにくいし、ゆるすぎてもダメ。糸紡ぎってシンプルだけど奥が深くて面白い。